栃の実は、本来そのままでは食べられるものではなく、アク抜きをした後に、一緒について「とち餅」にしたり、せんべいにしたりして食べます。
ところが栃の実は、アクを抜いて使える状態にするまでには、実に半月以上の時間を要し、十数工程もの作業を必要とする、大変手間のかかるものなのです。そしてその作業は、生の栃の実の乾燥具合や、工程中に使う水の温度、煮るときに沸騰させる時間など、細かいことのひとつひとつがすべて仕上がりに影響され、遊月亭では、アク抜き職人の高橋さんとその仲間たちが、毎日栃の実を一つひとつ、丁寧に皮をむき、アク抜きへの工程を行っています。
栃の実のアク抜き方法は、上手に出来るお年寄りから若い世代へ、代々受け継がれている郷土に根付いた作業です。
遊月亭の栃餅は化学的なものは一切使用しておらず、古来伝承の木灰を使用していますので、独特の風味があります。
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