但馬寿 遊月亭とは

兵庫県北部、新温泉町に本社を構える株式会社但馬寿が営む「遊月亭」は「黒豆茶」、「しじみの力」や煎餅、お饅頭など、素材そのもののおいしさを引き出すことに力を入れた自然味あふれる商品を取り扱っております。
「日が暮れるまで」を通り過ぎて、『月』が昇るまで。時間を忘れるほど
商品作りに、販売に、いつまでも『遊ぶ』ように 夢中で楽しみたい。
そんな思いから『遊月亭』と名付けられました。
黒豆茶販売店はこちら
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遊月亭誕生秘話
今から十数年前、従業員の息子さんが交通事故で亡くなられるという悲しい出来事がありました。
そのときの悲しみ、苦しみは相当なもので、失意の彼女に飯田史彦著【生きがいの創造】という本を贈るよう社長から指示を受けました。
わたしも読ませていただき、その中ですごく心に残った言葉が
「生まれてきた目的は、夢をつかむことではなく、夢に精一杯挑戦したかどうかという精神的成果をつかむこと」
でした。のちに「遊月村未来千年構想」の核になった言葉でもあります。
この本のおかげで徐々に元気を取り戻した彼女は、周りの人たちを始め、色々な人の励ましや応援に救われた、と感謝を伝え始めました。
そしてある満月の日、彼女がわたしたちにこう話してくれました。
「幼少期の息子が、あの月で楽しく遊んでいて、『母さんがんばれ!』と言ってくれているような気がする・・・」と。
ちょうどその頃、黒豆茶との出会いがあり、新しいパッケージにその想いを込めた屋号【遊月亭】を採用することになりました。
新たな出発は驚異的なスピードで幕を開け、電話注文が殺到しました。彼女も無我夢中で取り組み、心のこもった小包を仲間と一緒に送り続けました。
そんな1年の締めくくりに、お世話になった方々や通信販売を利用してくださったお客様に、感謝の手紙と心のこもったパッチワークコースターを贈ることになりました。
彼女のことを応援、励ましてくださった方々への感謝と恩返しだったのですが、有り難いことに、受け取ってくださった方々からは、感動の電話、心のこもったたくさんのお手紙・・・
このときの出来事が、今でもわたしたちの根底であり、現在の取り組みにつながっています。
※息子さんの13回忌が行われ、本人の気持ちの整理もつき遊月亭誕生秘話として公開となりました。